イスカンダル計画 Inマレーシア ジョホール
今日は、先日に視察してきたマレーシア・ジョホール州の
壮大な「イスカンダル計画」を簡単ながら紹介。
日本にとってジョホールと聞くと
1998年のフランスW杯の出場をかけた
岡田監督率いるサッカー日本代表が
イラン戦での延長後半で岡野のスライディングシュートで
出場決定した[ジョホールバルの歓喜]で
地名は聞いたことがある方が多いかと。
そのJB(ジョホール略)が2006年にイスカンダル計画という
大プロジェクトを発令したらしく、
内容は、約2200k㎡の広大な亜熱帯林を造成して開発していく。
上記面積は、静岡市と焼津、藤枝、島田を合わせても
まだ足りないくらいです。
開発計画は、金融・観光・物流・医療・教育から農産・石油等の製造までを
投資対象として外資誘致をしているようです。
今回は、一番の都市部であるジョホールバル地区を見学してきました。
模型による青写真が完成しています。
マリーナからショッピングセンター、企業オフィス、ホテルやコンドミニアム、
それに付随する施設も満載です。
実 実際に見学した計画は、こちらの下部階がショッピングモールになっていて
マリーナからも入れるというコンドミニアム(マンション)
現況はというと、こんな感じで基礎にもいっていない模様。
マリーナもこんな感じ・・・。
そして、周りもポツリポツリと・・・。
・・・大丈夫?と思うのは、几帳面な日本人だから?
しかし、ほぼ完売とのことでした。
こちらは、国境付近にある
また違ったコンドミニアム&ホテルのショールーム。
このショールームもNO PHOTOで撮れなかったのですが、
仮設?の販売モデルハウスで、たぶん5億円はかかっているのでは?という
豪勢なもの。
駐車場からの200メートルも歩かせません。
その他にも、歌手がいたり・・・。
もう、やりたい放題な感じもありました。
マンションスタイルばかりでなく、
マレーシアは土地も広いので戸建て人気も強いらしく、
高級住宅街も出来上がっていく様子。
タイプはモダン人気が高いらしい。
気候が一年通して暖かいので、オープンになっていて
画像には写ってませんが、プールは必ずある。
こちらは州会議場。
こちらで言えば、県会議員会議場というか県庁?というものだが、
各省庁も各州にあって、このような立派建築物が各々にある。
マレーシアは13の州があって
その中には、9の王国がある。
JBにも、王様がいる。
JBの王様は、イスカンダル計画で裕福な王様なので
宮殿もいくつも持っている。
ちなみに、こちらは現在建設中の宮殿。
ここからは、宮殿の本体が見えないくらいのアプローチ。
しかし、この門構え!
まさに、王様です。これで、違ってたら怒られるくらいの
王様の宮殿感が漂ってきていました。
本体の宮殿は、どうなってしまっているのだろう??
そして、隣接するシンガポールに戻るわけですが、
国境は、3本の橋が架かっていて
時間帯によっては、こんな感じで2時間かかります。
イスカンダル計画は、狭くて人口も何も目一杯になってしまっている
シンガポールから、投資家や人々を迎え入れることも
太い柱の一つとしている。
なので、この国境も一つ増やして、
さらには新幹線も通していくとのこと。
目まぐるしい発展の下に、国全体で燃えている感じを受けた。
しかし一本道を外れてみてみると、
昔ながらの、マレー人たちの家に昼寝や井戸端会議をしている
姿を見受ける。にわとりも犬も放し飼い。
スローな時間が流れていて、居心地がいい。
マレー人だけしか住めない地域も、政府が決めていて
マレーの暮らしを守っている模様もある。
これから、この地域がどのように変化をしていくのか?
地球全体、世界規模で開発が実施されているが、
はたして、どれが正しいのか?幸せなのか?楽か?
そもそも、苦労は苦労なのか?
とても、大きな枠で考える機会を与えてもらった視察でした。
最後に、案内をしてくれたマレー人と
出会ったマレーの方々は、とても優しく陽気でゆるくて、
とても良い国だなという印象を持ちました。
本当に、ありがたかった。