石屋さんへ
梅の花が、山の中を色鮮やかに彩り始めた先週のこと。
3/20 OPEN!と、
終盤に差し迫っている
「とんかつうんの」さんの庭石を探しへ出かけた。
こちらは、富士川や長野・山梨県方面から
集められている石を扱う置き場。
大小、色艶と様々な石たちが、
それぞれの表情をもって群れている。
まずは、エントランスのアプローチに使う特大の鉄平石を発見。
これを、5枚敷き詰めるため確保。
次に、ベースとなる砂利を選んだ。
葉っぱが落ちたり、汚れが目立たないことなど店側のメンテナンスを考慮して
白砂利は控えて、少しベージュ色の錆砂利をセレクト。
主石となる石をミニチュアで何種類か作成してみて検討した。
これで組もう!
薄いグリーンの石、長野県長谷村辺りで採れた石らしい。
そうと決まれば、脇石や添石なるものたちも選ぼう。
あっちへ、こっちへ行ったり来たり、ようやく石と目が合った・・・ような?!
気になった石にマーキング。
この大物を主石としてみることにした。
半日近くいると、石たちが個々に持つオーラというか
貫禄たるものが伝わってくる。
この石は、まさしくそれを備え持っていた。
「石組とは瞬間を大切にして最高の美を捉える」と著書されていた。
とても恐れ多きだが、
多少でも近いものを
「とんかつうんの」さんの石庭で
捉えてみたい。
最後に、てんとう虫の仲睦まじい姿に癒され、
仕上げ工事真っ只中の
「とんかつうんの」さんの現場へ向かった。