石屋さんへ

f:id:sozosya:20150224101519j:plain

梅の花が、山の中を色鮮やかに彩り始めた先週のこと。

3/20 OPEN!と、

終盤に差し迫っている

「とんかつうんの」さんの庭石を探しへ出かけた。

f:id:sozosya:20150224095010j:plain

こちらは、富士川や長野・山梨県方面から

集められている石を扱う置き場。

大小、色艶と様々な石たちが、

それぞれの表情をもって群れている。

f:id:sozosya:20150224101104j:plain

まずは、エントランスのアプローチに使う特大の鉄平石を発見。

これを、5枚敷き詰めるため確保。

f:id:sozosya:20150224102502j:plain

次に、ベースとなる砂利を選んだ。

葉っぱが落ちたり、汚れが目立たないことなど店側のメンテナンスを考慮して

白砂利は控えて、少しベージュ色の錆砂利をセレクト。

主石となる石をミニチュアで何種類か作成してみて検討した。

f:id:sozosya:20150224102752j:plain

これで組もう!

薄いグリーンの石、長野県長谷村辺りで採れた石らしい。

 

f:id:sozosya:20150224104505j:plain

そうと決まれば、脇石や添石なるものたちも選ぼう。

あっちへ、こっちへ行ったり来たり、ようやく石と目が合った・・・ような?!

気になった石にマーキング。

f:id:sozosya:20150224104501j:plain

この大物を主石としてみることにした。

半日近くいると、石たちが個々に持つオーラというか

貫禄たるものが伝わってくる。

この石は、まさしくそれを備え持っていた。

 

モダン枯山水重森三玲先生が

「石組とは瞬間を大切にして最高の美を捉える」と著書されていた。

とても恐れ多きだが、

多少でも近いものを

「とんかつうんの」さんの石庭で

捉えてみたい。

 

f:id:sozosya:20150224110712j:plain

最後に、てんとう虫の仲睦まじい姿に癒され、

仕上げ工事真っ只中の

「とんかつうんの」さんの現場へ向かった。


うんの - 静岡/とんかつ [食べログ]