アメリカ KBIS
前回に続きアメリカ、ラスベガスにて開催された洗面・水栓を中心とした水廻り製品の展示会「KBIS」の様子を紹介します。
中に入ると赤い絨毯と大きな「WELCOME」が迎えいれてくれます。
展示会場も巨大ですが靴磨きの台も巨大です・・・
いくつか気になったデザインを紹介していきます。
デザインを突き詰めていくと排水金具ひとつ気になるものです。
この納まりでしたら排水金具もなく、水の流れを楽しむ事ができ
機能的で美しいデザインです。
天板素材を一体でそのまま軍艦巻きのように曲線で一周巻くことによりとても
キュートでかわいらしい表情になります。
天板の厚みを極力薄くし、さらに引手部分に照明を仕込むことにより天板が宙に浮いているようなとても軽やかな印象でどこか近未来な雰囲気です。
今回展示のキッチン・洗面キャビネットに共通してとても多く見られたデザインです。
猫足バスタブをモチーフにしたソファーとセンターテーブル。
いかがですか?
一見フラットな白黒モダンデザインな洗面に見えて扉の角に面を取ることによりどこかクラシカルな要素が入り、とてもバランス良く目を引きました。
洗面ボール内側の縁に照明を仕込みリモコン一つで色の変更が可能です。
水を流すととても幻想的です。
とてもカラフルでキュートなデザイン。
取手・つまみ一つで印象がまったく変わります。
洗面化粧台のディスプレイと見せかけて実はレール引手金具の展示スペースです。
造作家具の引出しに取手・つまみを付けたくないという要望が多く、よく使いますが
日本の製品は種類が少なくデザインが限られてしまいます。
これだけ種類があったらうれしいです!
たかが引手一つですが曲線が全体にやわらかい印象を与えてとても違いがでます。
3日間という限られた開催期間の中、巨大な展示会場を隅から隅まで歩きまわり
新たな建材や素材、技術・デザインを実際に目で見て手で触れる事によりとても多く
の事を学び収穫のある研修となりました。
創造舎の現状の機能、性能、技術、デザインに満足する事なく常に新しいものを取り入
れながら進化した「世界でひとつの家」をオーナー様に提案していきます。
普段の運動不足もあり3日間歩きまわり足がパンパンです・・・