カウンターとの縁
先日、建築中の「とんかつうんの」さんで
使用する木材を探しに、三島のこだわりの材木屋さんへ伺った。
何点かを見つけ製材を依頼してきた。
しかし、メインの一枚もののカウンター材が見つからずに撤収。
その後、すぐに全国の材木業者のネットワークを使っていただき
東京の新木場にある倉庫に眠っているのがいい!と朗報が届いた。
更に、次の日に取りに行ってくるから
三島まで現物を見にきてくれと、
さすが!
剛腕社長の熱きメッセージがありがたかった。
800kg近い重量とみられる材が、反転された。
裏返すだけでも大変な作業。
良い!すばらしい!
節目も、目立った割れも無し。
即座に、採寸に入った。
通常、無垢カウンターは、
材料の関係で長くても6メートル以内で
設計することが多い。(8~9人席くらい)
これでも十分、カウンターとして迫力あるものになる。
しかし、今回は必要な材は、
ワイド7800mm、奥行き700mm以上。
11人席のカウンターを計画している。
側には、木の耳があるため直線にはなっておらず
構造に入り込む分などを計算に入れて慎重に墨を出していった。
縁がありました!
樹齢約400年であろうという「ミズナラ」
楢とは、どんぐりのなる大きな木。
しかも、この大きさで北海道産の国産材。
もう一点、木をひいて10年経過。なので、
この厚さの無垢材でも反りや伸縮が非常に少ない。
お任せだったカウンター材選び。
もちろん、即決で購入を決め製材を依頼。
途中、2本の木を接ぐか、集成材にするかなど、
こころ揺れながらも検討を続けた。
結果、素晴らしい木と出会うことができて、
とても嬉しく思う。
これから次のハードルの現場施工に向け走り出したい。
このカウンターで食べる、
おいしいとんかつをイメージして。