カウンターとの縁

 

先日、建築中の「とんかつうんの」さんで

使用する木材を探しに、三島のこだわりの材木屋さんへ伺った。

何点かを見つけ製材を依頼してきた。

しかし、メインの一枚もののカウンター材が見つからずに撤収。

その後、すぐに全国の材木業者のネットワークを使っていただき

東京の新木場にある倉庫に眠っているのがいい!と朗報が届いた。

更に、次の日に取りに行ってくるから

三島まで現物を見にきてくれと、

さすが!

剛腕社長の熱きメッセージがありがたかった。

f:id:sozosya:20150115141713j:plain

800kg近い重量とみられる材が、反転された。

裏返すだけでも大変な作業。

 

良い!すばらしい!

節目も、目立った割れも無し。

f:id:sozosya:20150115143536j:plain

即座に、採寸に入った。

 

通常、無垢カウンターは、

材料の関係で長くても6メートル以内で

設計することが多い。(8~9人席くらい)

これでも十分、カウンターとして迫力あるものになる。

 

しかし、今回は必要な材は、

ワイド7800mm、奥行き700mm以上。

11人席のカウンターを計画している。

側には、木の耳があるため直線にはなっておらず

構造に入り込む分などを計算に入れて慎重に墨を出していった。

f:id:sozosya:20150115143654j:plain

縁がありました!

 

樹齢約400年であろうという「ミズナラ

楢とは、どんぐりのなる大きな木。

しかも、この大きさで北海道産の国産材。

もう一点、木をひいて10年経過。なので、

この厚さの無垢材でも反りや伸縮が非常に少ない。

 

 

f:id:sozosya:20150115145851j:plain

お任せだったカウンター材選び。

もちろん、即決で購入を決め製材を依頼。

途中、2本の木を接ぐか、集成材にするかなど、

こころ揺れながらも検討を続けた。

 

結果、素晴らしい木と出会うことができて、

とても嬉しく思う。

これから次のハードルの現場施工に向け走り出したい。

このカウンターで食べる、

おいしいとんかつをイメージして。

 

うんの - 静岡/とんかつ [食べログ]